最近こんな塗装してますねん!

 え~、やっと今年の全イベントが終了し、やっぱちょっと燃え尽き症候群な頑固者であります。

 思えば今年は、フィギュアに始まりフィギュアに終わった一年でありました(ヴィネットかな?)。



 実は、今年一年でフィギュアの塗装方法が大きく変わりました。

 静岡ホビーショウまでは、従来通りの、聖典「ダイオラマ・パーフェクション」に載っている、アクリル塗料によるエアブラシ塗装法「吉岡塗り」だったのであります。

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 しかしこの方法、作業後半にフィギュアの細部を塗装する時やデカールを貼る時に、うまく定着しなかったグラデーション部に触れてしまった時に剥げさせたり、塗膜の弱さによりテカってしまったり...。

 どうしたものか...?と悩んでおりました。

 そんでもって、色んな作家さんのフィギュアの塗装方法をお伺いしたり探っていると、古いAM誌でこんな記事を見つけたのです。

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 原型氏であられる「本馬幸雄」氏による本馬式塗装法を発見したのであります!!

 なんやら、カルビン・タンさん(凄いねぇ~この人)の塗装方法(黒立ち上げ)を参考にしてるとか?

 早速パクリます!! ぐっじょぶ!!

 上からエアブラシする基本色に、何の塗料を使うか書いてなかったんですが、「これって隠ぺい力の低いラッカー使ったらえぇんちゃうん?」とヒラメイた頑固者は、それを使い実行いたします。

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 まずは下準備。いつものように筋彫りなど細部のディテールアップを済まし、装備品などをえぇ雰囲気に装着させておきます(地道なこの作業が後で効いてくるんやね~)。今回はTAMIYA迫撃砲兵セット」を使用します。大きな改造はMP40を持つ手ぐらいでようか。

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 次に、GAIAの「サーフェイサーEVO」のブラックで全体を塗装いたします。これが全体の影色にもなります。

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 次も、GAIA(クレオスより隠蔽力が強いからね~)の「フラットホワイト」を使い、ディテールのハイライト(明るい部分)となるところに塗っていきます。ラッカーなんで乾燥が速い為、リターダーを混ぜて塗りやすくしておきます。多少のムラや艶は気にしなくてもイィ~んです。以前にすこっつ師匠にアドバイス頂いたステッチ際やポケット端などを中心に塗ります。

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 その上から、戦闘服の基本色となる色(ちょっとシンナー多い目に調節)を、ブヮ~っと全体にエアブラシします。

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 ここがこの塗装方法で一番の山場なのであります!!

 もうちょっと...モウチョット...で吹いていくと、あっという間に吹き過ぎてただの基本色になってしまいます(ハイライト消えちゃうヨ~)。一回一回注意深く観察して、「こんなもんかね~?」の一歩手前で止めるのが丁度いい位です(頑固者の場合はね)。

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 ディテールをVallejoヴァヤホ篠原師匠風)やTAMIYAアクリル、エナメルを使用して塗装します。

 そうそう、VallejoヴァヤホTAMIYAアクリルを薄める時は、コンタクトレンズを洗浄する時に使う「精製水」を使いましょう。上手い具合に薄まります。

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 記章・階級賞などのデカールを貼り、顔を「聖典」に則りハンブロールで塗装してほぼ完成。

 しか~し!!最後の難関が待っておるのであります。

 それは...

 フィギュアの艶のコントロール

 であります!!

 フィギュアの戦闘服に少しでも艶があると、リアル感が無くなってしまい、台無しになってしまうのであります。

 頑固者はこの作業に納得のいく結果が得られず、色々試しておったのです。

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 普通~にTAMIYAアクリルのフラットクリアーをエアブラシ。思った程艶は消えません

 我が「SOMETIMEotto会長より、マットメディウムをエタノールで溶かし薄~くエアブラシする方法を伝授。試してみましたが、ちょっとかけ過ぎると白~い粉噴きました...。
 アチャ~...

 (><)

 ハンブロールマットコートがえぇよ~とネットで発見し、即実験。エアブラシで吹く時の濃度が難しく頑固者は断念

 クラブ仲間のH.B.Chalicki氏から、「ウィンザー・ニュートンのマット・バーニッシュで瞬殺やで!」と聞き挑戦! しかし思った様にならず。

 どうしたものか...と。

 (・・;

 篠原師匠が言っていた「艶が出たら、色がつくか付かないかぐらいに薄めたアクリルの基本色をエアブラシするんだよ」

 ...やっぱアクリルかぁ...

 TAMIYAアクリルにマットメディウム? ふっと思いつき、試しにやってみます。

 おっ!!意外にえぇ感じです!!

 (^。^)

 あっ!!そうやん!!アクリル+さらにフラットベースは!?

 ...やっと、思った通りの艶消しにたどり着いたのであります!!

 ここくるまでナンボ¥費やしたんや~...(T。T


 篠原師匠のフィギュア塗装の参考文献 


 完成したフィギュアがこちら。

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 篠原師匠のワンダフルなアドバイスが、頑固者を成功に導いたのです!!

 師匠万歳!!

 \(^。^)/



 フィギュア塗装は、奥が深い...

 頑固者はマダマダ色んな塗装法を探っていきます!!








 
 

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by forza-ragazzi | 2012-12-11 23:26 | フィギュアさん | Comments(10)
Commented by puleko at 2012-12-13 00:32 x
こんばんは。

黒立ち上げってフィギュアでも活躍してるんですね。
下地の残し具合がキモなのですね。

きつすぎてもダメだし、小さいからエア圧厳しそうですね。
ハンドピースは0.2ですか?
細吹用に欲しいですよね~(*´∀`*)
Commented by バーディ at 2012-12-13 00:39 x
参考になります。上手い人は色々とやって自分の形を作るというのがよくわかりました。
Commented by forza-ragazzi at 2012-12-13 01:21
pulekoさん、毎度です。

そうですね、ガンプラならばMAX塗りといったところでしょうか?
要は、イエローやレッドの下地のホワイト処理の要領なのですね。

エア圧は、この塗装の場合は普通でOKなのです。
ハンドピースは、TAMIYAの0.3です。

0.2があれば、もっと細かい塗装ができそうですね。
Commented by forza-ragazzi at 2012-12-13 01:27
バーディさん、毎度でございます。

この方法、コツをつかむと意外とうまくいきます。
ただ、迷彩にすると何やら解らんようになるんで、ハイライトと影は最後に入れなければならなくなります。

上手い作家さんの話を聞いてみると、凄い作品作っていても、違うアプローチを探しておられるようようです。
やっぱ奥が深いですね~

(^^)

バーディさんは、普段どんな感じで(手法・技法)仕上げられてるのでしょうか?
Commented by しのはら at 2012-12-13 18:21 x
お役に立てて何よりです。

確かなのは作家さんよって塗装方法は千差万別といいますか、これが正解だ!と言うものが存在しないことだと思います。特に自分の場合、下手をすれば毎回微妙に違う塗り方をしている始末でありますから・・・。 焦らず、じっくり数をこなして自分ならではの方法を編み出してくださいませ。
Commented by forza-ragazzi at 2012-12-13 19:04
篠原師匠、毎度です!!

師匠のあのアドバイスが効きました。
m(_ _)m
模型製作に終わりなし!というところでしょうか?

大切なのは、良い物を作り出すその為に、いいヒントになる物がないか常にアンテナを張りめぐらせておく事かな?と考えます。

頑固塗り完成させたいです!!(^^)
Commented by iwarkun at 2012-12-14 19:13
こんばんは

凄いこだわりが伝わってきました

私は
どうしても車両に労力を使い切り
フィギュアまで
モチベーションが保ちません

来年は
フィギュア中心のビネットも
作ってみたいと思います
Commented by forza-ragazzi at 2012-12-15 00:13
iwarkunさん、毎度です!

なんとかいい方法がないものか?と探り探りしてきて、やっとここまで辿り着きました。

確かに車両、フィギュアとくると最後のほうは泣きそうになりますネ。
登場人物の多いジオラマ(ヴィネット)となると、もう...

でも、完成時の達成感の事を思うと「やってやろうやん!!」となるのです。

ぜひ挑戦してみてください!!
Commented by バーディ at 2012-12-15 01:19 x
残念ながら技法と言うほど確立されたものはないです。あちこちのさまざま紹介されているやり方をつまんでいる感じですね。
首回りや袖口など陰になるところを艶消し黒。顔と手をフレッシュで吹いて顔や手はハンブロールの赤白黄の混ぜ合わせ、その他はファレホです。そのあと縫い目や影を薄めたエナメル黒でという感じです。モデスポで吉岡さんから顔面がフレッシュ一色でメリハリがついていないというアドバイスをもらったのでそこら辺をなんとかしたいというのがこれからの目標です。
Commented by forza-ragazzi at 2012-12-15 01:52
バーディさん、ありがとうございます。

なるほど、師匠からそういうアドバイスがあったのですね。
頑固者も、顔の塗装がなかなか統一出来ないです。聖典を参考にハンブロール塗装ですが、「よっしゃ~!!」とはいかないですね。
なかでも、ブレンディングで思いっきりつまずきました。要領が全く解らず、アレヤコレヤと悩んでおりました。
そんな時にクラブの友人がビル・ホーランの本片手にアドバイスしてくれました。

頼りになります。

いまでは、完璧とはいえないですが、ブレンディング(かなり我流ですが)が出来るようになりました。

兎に角、数をこなさないと上手くならへんなぁ...と思う今日この頃の頑固者であります。

(^^)

共に上達目指して、頑張りましょう!!
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